発泡酒と第三のビールの歴史について

発泡酒とは、ビールの廉価版のような存在で、不景気になった誕生したため、その歴史は浅い。
そんなふうに思っている人もいるかもしれません。

 

ですが、実は昭和20年頃には、発泡酒は製造されていました。
もっとも、その背景は現在の不景気と同じで、昭和20年当時、ビールは価格が高く高級品でした。
そのためビールは高いため、原料の高い麦芽を減らして安い副原料で作ったビール風味の発泡酒が製造されるようになったのです。

 

ただし、その後、日本は高度経済成長期を迎え、国民の所得は増え、国民はみんなビールを飲むようになります。
その後1989年になると、再び発泡酒が注目されるようになります。
その背景には、ビールの低価格競争が始まったためです。

 

ビールは税率が高いため、低価格で売ろうとしても難しく、その代わりとして価格の安い輸入ビールを購入する人が増えました。
そのため、このままでは売上が低下してしまう事を懸念した、ビールメーカーが、発泡酒の製造を扱うようになったのです。

 

その狙いは当たり、味はビールより劣るものの、低価格がウケて発泡酒の売上は、軌道に乗り始めます。
そして2000年になると、健康志向に気遣った、低カロリーな発泡酒、味の美味しさに拘った発泡酒が製造されるようになりヒット商品になりました。

 

ですが、発泡酒人気は長くは続かず、2000年代後半になると、市場は縮小傾向にあり、シェアは年々低下しています。
なぜ発泡酒が売れなくなってしまったのか?というと、第三のビールやノンアルコールビールの存在が影響しています。

 

第三のビールとは、発泡酒とは別の原料で造られた、ビール風味の発砲アルコール飲料の事で、発泡酒とは明確に区別されています。
何故第三のビールのようなものが生まれたかというと、発泡酒は税率改正によって、税率が引き上げられ、販売価格が上がってしまいました。
それに代わって、発泡酒の税率に引っかからない安い価格で販売できる、第三のビールが誕生したというわけです。

 

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